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eavamの作った手漉き紙の“エコラップ”(ミツロウラップ)に、大判タイプ「ビーワックス・サーペーパー その2」が登場です。サイズは「大」が一般的な樹脂製プラスチックラップに近い280mm角の正方形が2枚。「小」として、その端切れ270×190mmも1枚入れた計3枚をパッケージ。
白菜やキャベツなど、大きめの葉物野菜を包んだり、お皿や鉢も余裕を持って蓋できます。野菜は意外と大きく、器は基本円いもの。そんな台所で使う道具を考えた時に、この正方形という形状と大きめのサイズ感はとても嬉しく、ラップとしての使い勝手の良さを実感します。
●eavamのミツロウラップ
現在流通しているミツロウラップは、その多くがコットンなどの布製品がベースです。布という素材は、製造にも手間がかかる分、堅牢で長い期間使い続けられる素材ですが、ミツロウラップは、食品に直接触れながら繰り返し使用します。
洗ったり包むものの形に合わせて折ることなどでミツロウが剥離したり、また、食品との接触に由来する匂い移りなど、衛生面から使用に適する期間は5~6ヶ月と意外と短いものです。
布製のミツロウラップは、既存のプラスチック製ラップにはない魅力があります。また反面、その機能に対してコストがかさみ、また布という素材の性質や寿命を十分に活かしきれていないのでは? とも日々感じます。そんな思いから私たちのミツロウラップ作りは始まりました。
素材の性質とミツロウラップの機能のバランスが合致し、より身近に気軽に使えるラップとはどんなものでしょう? こうして私たちは、北タイ特産の強くて繊細な手漉き紙「サーペーパー」にミツロウを染み込ませて作ったラップに辿り着きました。
使い方や機能は、従来の布を使ったミツロウラップと同じですが、ベースを紙としたことで、ラップに適度な透け感が生じ、内容物が確認しやすいほか、1枚あたりのコストを大きく下げました(重要です!)。これにより、衛生的かつ安全に、適切なサイクルで新しいものに交換していけるようにしています(2~3ヶ月はお使いいただけます)。
また、ミツロウのみで作り、柔軟剤として他の油分や樹脂を添加していないため、油の酸化臭も生じないのも私たちの「ビーワックス・サーペーパー」の特徴です。
繰り返し使える食品用ラップとしてお使いください。野菜やフルーツ等を包んで冷蔵庫保存に。料理を入れた器の蓋としても便利です。
●ご注意
*生肉や生魚、柑橘類、1歳以下のお子様の口に入れるもの。油もの、熱いもの、および電子レンジでの使用はできません。
*同じ箇所に繰り返し折り目が付きますと破れやすくなります。折り目の箇所を変えながら、万遍なくお使いいただくのがコツです。適切な期間でお取り替えください。
●パッケージ:紙包み
数量:3枚入り
(約280×280mm 2枚 / 約270×190mm 1枚)
*手漉きの紙のため若干の誤差があります。紙の無駄を出さないよう、漉いたままの紙を三つにカット、端の一部は漉いたままの状態です。
●素材について
紙:原料は、コウゾの仲間のカジノキの樹皮を原料にしたチェンマイ特産の手漉き紙「クラダー・サー(サーペーパー)」です。チェンマイ郊外の村でハンドメイドされています。
カジノキは、中国でも古くから上質な紙の原料となり、日本では、古くから神事や、七夕の短冊に用いられる神聖な木でもありますが、北タイでも、身近な植物(eavamのアトリエの庭にも生えています)で、この木のパルプによる紙作りの歴史は600年ほどあると言われています。
生命力が強く、どこにでも生える成長が速い樹木です。また、小さな工房でハンドメイドされており、パルプを取るための専用の林などを作る必要がありません。環境に負荷をかけず、かつ地域の伝統技術や経済を守ることに繋がる紙です。
蜜蝋(ミツロウ):eavamのバームにも用いられるミツロウは、北タイ特産の果物ラムヤイ(龍眼)の開花時期に行われる養蜂の副産物です。4月に咲くラムヤイの花の蜂蜜を集める時に収穫される蜜蝋は、色がかすかにクリームがかった白なのが特徴です。
*「eavam lab(イーヴァム・ラボ)」は、eavamが開発・デザインする日用使い製品シリーズです。