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2019/11/22 13:44

*eavamより from eavam
 〜新しい日用使い製品ライン「eavam lab」のお知らせです。

eavamもデビューして早2年、この秋から3年目に入りました。店舗もなく販売網もなく、マーケティングもトレンドリサーチも無縁に(知りませんでしたし)、ただただ誠実に作るだけの私たちでしたが、その作るものたちを「良い」といって下さる皆さまも徐々に増え、褒めていただける機会も少しずつ増えました。

陶器を化粧の器に使うといえば「割れる」と言われ、手漉き紙で包むといえばコストは大丈夫かと言われ、ポーチを竹で編むといえば常識外だと言われました。それもこれも中身のクオリティに自信があるからですし、それに見合う美しいデザインを施すのは当然と考えたからでした。総手刺繍のバッグが生まれたのも、手仕事の技術とデザインの見事さを目の当たりにしたからでした。

日々の暮らしに寄り添うものは、それ自体が美しくなければならない。私たちは「商品」といわれるものの価値と価格を考え続け、使い捨てではなく持続性を基本に組み立て作り上げてきました。そんな私たちのフラッグシップがeavamです。

今回私たちはeavamの考えを更に深く拡げ、日々の品々、日用品を作るという視点で新しいラインの開発を始めています。
便利で買いやすい価格、そして気兼ねなくたっぷり使えるもの。スキンケアやボディケアのみならず、水回りや掃除など、より広く生活の場で使えるもの。より気軽に使えるデザインと価格の見直し、そしてシンプルなパッケージを目指しています。使う人自身がライフスタイルに合わせた使い方を楽しみ、工夫する。そんな使い手のクリエイティビティを生かす新しいラインナップとして、その名前を「eavam lab」と名付けました。

異常気象や野生動物への深刻な影響から、いま世界中で脱プラスチックの動きが急激に進んでいます。
もともとeavamでは、プラスチックの使用を製造工程でも製品パッケージでも必要最低限としてきましたが、それを更に深めるべく、さまざまな準備を進めています。

eavam labの第一弾は、食品用のプラスチック・ラップに変わる「ミツロウ・ラップ」を予定しています。すでにミツロウ・ラップは様々なものが紹介されはじめていますが、「さてこれを、私たちが作るとしたら、どんなものになるでしょう」と開発をスタートしました。より身近に普段の生活に取り入れやすく、かつeavamらしいものを、と試作の日々です。
年明けにはお披露目できると思います。詳細が決まる都度、お知らせをしてまいります。どうぞお楽しみに!

こちらのブログもあわせてご覧ください。
https://eavam.official.ec/blog/2019/11/15/183116


*東京より from tokyo
 〜素敵なふたつの場所でeavam展を

本年も素敵な場所でポップアップショップを行わせていただき、ありがとうございました。
それぞれが、魅力的な方々にeavamのことを知っていただく得難い機会となっています。

来年は、2月に馬喰町の「組む 東京」さん(http://www.kumu-tokyo.jp/)、その後3月には埼玉の「takase」さん(http://takase-0.com/)と、東京近郊でのeavam展が決まっております。
それぞれ、高い審美眼に培われたとても素敵で個性的な空間。展示もそれぞれの場にふさわしいものにと鋭意準備中です。
会期が近づきましたら、改めてお知らせいたしますが、是非お運びください!


*チェンマイより from chiangmai
 〜北タイの美しいお祭りと私たちの指先

七十二候では立冬にさしかかり、日本ではいよいよ冬の気配。気づけば今年もあとひと月と少し!です。
チェンマイでも、11月の満月の夜に、夜の熱気球揚げがディズニー映画『ラプンツェル』で世界的に有名になってしまった、火と水のお祭り「ロイクラトーン」が終わりました。

ロイクラトーンは、特に北タイでは仏教と精霊信仰が入り混じったお祭りで、地元では熱気球よりは、川の女神に感謝を捧げる花灯ろう流し(これがお祭りの名前、灯ろうを浮かべるの意味であるロイクラトーン)や、木や石、家など至る所に居て人を見守っている精霊たちに灯明を捧げる「プラテープ」、家に幸運が訪れるように飾る門松に似た門飾り「プラトゥー・パー」などがお祭りの主役。それぞれの造作に凝らされた作り手の人たちの工夫や個性こそ見どころです。

これらの、鄙びつつもどこか優雅で創意工夫豊かなお祭りの飾りを見ていると、eavamのスタッフたちの籠を編んだり、紙で美しい包みを作ったり、繊細な陶器の器にバームを注ぐ手先の器用さは、こうした祈りを捧げる飾りを作ることでも培われているのだ、と、改めてこの土地の文化や人への敬意を感じずにはおれません。